The Inner Sea – 箱庭の内海をのんびり航海

Inner Sea – 内海(ないかい)とは陸地と陸地との間に挟まれ、狭い海峡によって外洋と繋がっている海域。断層・盆地の沈降などによって形成される。地中海や瀬戸内海なども内海である。内海の陸地と陸地の両岸の交流はとても盛んであった。

 
時代は17世紀、ミッションを請負って旅立った我が船は、船員の誰もがかつて見た事のないようなとてつもない嵐に遭遇した… 数日間の暴力的な風と絶え間ない雨と巨大な波にさらされ、船は激しく損壊。船員達も傷つき士気を失いきっていた。そんな絶望しかけていたときに嵐の目にたどり着いた。外は嵐に囲まれているのに、とても穏やかで航海しやすい海を発見したのだった。
 

 
Inner Seaの冒険はこの内海にたどり着いたところから始まります。
 

 
バイキングっぽい船にするか、中国っぽい船にするか、中東風にするか…
 

 
大まかな冒険の目的を決めます…
 

 
上の画像のような流れで、冒険の始まりにカスタマイズがあります。
この後に簡単な操作方法の説明があり、箱庭な内海に放り出されます。
 

 
特に明確な目的はなく、島と島の長にあって依頼を聞いたり、それぞれの島で交易品を売りさばいて金儲けしたり、儲けた金で船を強くしたり、強くなった船で海賊まがいにすれ違う船を沈めたり…何をするかはプレイヤーの自由になっています。なので揺らり浮かぶ船を眺めて楽しむだけなんてのもありなゲームです。トップの画像のように巨大な魚にはまだ出会っていないのですが、ミッションの中にはこういうバケモノ退治などもありそうですね。
 

 
この内海では3タイプの勢力があり、それぞれの勢力に傾いたお手伝いをしていると友好度や敵対度が変わっていき、狙われたりします。勢力の一つに紀元前のはずの清朝があって17世紀に!?というのはご愛嬌ですかね^^;
 

Outlast 闇を照らすカメラ

PS4にSONYがインディーズゲームであるOutlastを引っ張ってきた理由は
上の映像を見れば明かですね。
Outlastは、元Ubiの開発者を中心に作られた
新鋭のディベロッパー”Red Barrels“の作品です。

圧倒的な美麗な映像、まるで実際の現場に居合わせたような感覚になります。
それをさらに盛り上げる演出、音や光源の調整、そして何よりこのゲームの鍵は
“カメラ”、ゲームはカメラを通して語られます。

1967年、精神異常者を収容する病院「Mount Massive」で
3人の科学者が未詳の患者によって惨殺された。
この事件は関係当局によって全ての調査を停止する命令がでる事となる。
1972年、CIA長官のRichard Helmsにより洗脳プロジェクト資料である
MKULTRAを全て抹消するよう指令が出された、わずか一部の資料がかろうじて残された。
そして現在、主人公である貴方はフリーのジャーナリスト”Miles Upshur”となり、
現場である病院へ乗り込む。

このゲームの鍵は、あなたは襲いかかる敵に対して無力であるという事。
特殊能力も何もないので暗闇の中ではカメラについた暗視機能で
闇を徘徊するしかないという事、そしてカメラのバッテリーを気にしながら
調査をしなくてはならないという事。

これだけの美麗でリアルな映像と音響効果や光源効果の中を
上のような制限でただ生き残るだけでなく調査をするというミッション。
昔の洋ゲーはすぐ死ぬと言われていたけど、今回もそうなりそうですねw

ただ逃げ惑うだけなのか、覚悟を決めて情報収集する根性を見せるのか?

さて、下の映像はどれだけ怖いかという事をRed Barrelsのメンバー達が
ゲーマーさん達を招待して実験した映像です。
暗闇の中でゲームをプレイさせ、プレイヤー達の表情などを映した映像となっています。
結構長いし、ネタバレチックなのでネタバレ嫌な方はご注意くださいね。

Red Barrelのサイトにいくと、下のようなQ&Aが見つかります。

Q&A
Q. What is the core experience? 核となるゲーム体験はどんな感じですか?

A. You’re a normal human being who has to survive a terrifying journey. You can’t fight the horrors waiting for you in the Asylum, so you’ll have to act smart to avoid getting killed… or worse. あなたはごく普通の人間で物凄い怖い思いをする冒険を生き残らなくてはなりません。精神病院で待ち受ける脅威と戦うことはできない為、知恵を働かせ殺されない…またはそれ以上の酷い仕打ちにあわないようにしなくてはなりません。

Q. Is the trailer a pre-rendered cutscene?
トレーラー映像は美麗に修復加工されたものですか?

A. The trailer is a real-time sequence done in the Unreal Engine. It is highly scripted to better showcase what the final game will be. いえ、すべてリアルタイムにゲーム映像をおさめたものです。実際のゲームの完成された姿を分かっていただけるよう脚本編集した内容となっています。

その他、Choke Pointさんでインタビューの訳が見れます。
『Outlast』インタビュー – 暗闇が生む極限の緊張感

2013年発売予定だそうです。
5時間くらいのゲームプレイだそうで、
ちょっと物足りないと感じる方もいるかも知れないですね。